全3回シリーズ|第3回(最終回)
自転車が関わる交通事故の現状は、数字で見ると改めて深刻さがわかります。
「自転車は車と違ってスピードが出ないから大丈夫」と思われがちですが、死亡・重傷事故に発展するケースは決して少なくありません。
特に歩行者との事故は近年増加傾向にあります。
自転車事故が原因で、高額の損害賠償が認められた判例をご紹介します。
【事例 01】
小学生が歩行者(高齢者)と衝突し意識不明の重体に
約9,521万円
坂道をスピードを出して走行していた小学生が歩行者と衝突。被害者は意識不明の重篤状態に。
子の監督義務を怠ったとして保護者(母親)に賠償命令が下された。
【事例 02】
男性が女性と衝突、言語機能に障害が残る
約9,266万円
自転車に乗っていた男性が歩行者の女性と正面衝突。女性は言語機能に重大な障害が残った。
加害者の男性に対して高額の損害賠償が命じられた。
【事例 03】
夜間無灯火で走行、接触事故で相手が骨折
数百万円規模
夜間に無灯火で走行し、歩行者と接触。相手方に後遺症が残り、医療費・慰謝料・休業損害などを含めると大きな賠償額となった。
※上記はあくまで過去の判例の例です。金額は事例によって異なります。
現在、多くの都道府県で自転車損害賠償責任保険への加入が義務化または努力義務化されています。お住まいの地域の状況をご確認ください。
「義務だから」だけでなく、ご自身とご家族を守るためにも、保険加入は強くおすすめします。
「自転車保険」とひと口にいっても、実は複数の種類があります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
| 保険の種類 | 相手への賠償 | 自分のケガ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 自転車保険(専用) | 〇 | 〇 | 賠償+傷害の両方をカバー。自転車利用者に最適 |
| 個人賠償責任保険 | 〇 | ✕ | 相手への賠償に特化。火災保険や傷害保険の特約として付帯できる場合も |
| 傷害保険 | ✕ | 〇 | 自分のケガに特化。賠償は別途対応が必要 |
| TSマーク付帯保険 | 〇 | 〇 | 自転車安全整備店での点検時に付帯。補償上限が比較的低め |
すでに火災保険や自動車保険に加入している場合、個人賠償責任特約が付いていて自転車事故もカバーされているケースがあります。
まずはご契約内容を確認してみてください。
青切符制度の導入で、自転車の交通ルールへの注目が高まっています。このタイミングに、ご自身やご家族の自転車保険を見直してみませんか。
既存の保険でカバーできているか、補償が不足していないかを一緒に確認させていただきます。お気軽にご相談ください。
※本記事の内容は、投稿日時点の情報に基づいています。
最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。